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電池式カイロ/充電式カイロとは?
寒い季節はカイロが手放せませんよね。でも、毎日使うとゴミがたくさん出ますし、お金もかかる・・ 使い捨てのカイロは30枚入りで1000円以上するので、1枚あたり30円以上。11月〜3月の5ヶ月間、平日は毎日1枚使うとすると、3500円程度の出費になります。
一方、使い捨てない「電池式カイロ」は本体価格は千円程度から。充電にかかる電気代も1円未満なので、使用条件によっては1ヶ月少々で使い捨てカイロより「お得」になります。しかも、カイロとして使わない季節には充電池を充電する充電器として使えたり、いざという時にスマホなどを充電するモバイルバッテリーとして使える電池式カイロもあるので、とっても便利なんです。この機会に電池式カイロを検討してみませんか?
充電式カイロの種類
電池式カイロには2種類あります。1種類目は、本体にリチウムイオン電池(スマホのバッテリーと同じ種類です)を内蔵しているタイプ。もう1つは自分で乾電池をいれて使うタイプです。こちらは自分で電池を交換できるのですが、使い捨ての電池を使うとゴミも出てしまいますし、コストも上がってしまうので電池式カイロには当サイトで紹介している充電池の使用をおすすめします。
中でもおすすめなのはeneloop proと充電式EVOLTA ハイエンドモデルです。この二つの充電池は容量が大きいので、より長く暖かさを保つことができます。
電池式カイロ/充電式カイロの比較
では実際に電池式カイロを選んでみましょう!
商品 | タイプ | 温度 | 持続時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
E-WARMER |
電池内蔵 タイプ |
40〜 45℃ |
〜7時間 | スマホ等への給電も可能 発熱は片面のみ |
エコカイロ |
乾電池 タイプ |
45℃ | 3.5〜 4時間 |
|
エコハンドカイロ |
乾電池 タイプ |
45℃ | 3.5時間 | 片面のみ発熱 2個セット |
e-Kairo L |
電池内蔵 タイプ |
39〜 42℃ |
3〜 4.5時間 |
スマホ等への給電も可能 |
エコウォーマープラス |
電池内蔵 タイプ |
38〜 43℃ |
2.5〜 3.5時間 |
|
eneloop kairo |
電池内蔵 タイプ |
39〜 42℃ |
2.5〜 4時間 |
片面だけ発熱 |
eneloop kairo |
乾電池 タイプ |
37〜 40℃ |
1.5〜 3時間 |
両面発熱タイプ 単3充電池2本使用 |
こんな変わり種も
野外など電源のとれない場所でも体を温めてくれる充電式の防寒具を紹介します。全てバッテリー搭載なので、場所を選ばず使えます。
よりパワフルに暖まりたい人には
電池式カイロは使い捨てカイロと比べると、コストでは優位なものの暖かさという面では数段劣ります。でも、寒い地域にお住まいの人や、外での作業が多い人にとっては、それでは困りますよね。
電池式カイロではないのですが、暖かさを重視したい人にはハクキンカイロをおすすめします。ハクキンカイロは、ベンジンをプラチナ(白金)の触媒で分解することで大量の熱を発生させる、というちょっと変わったカイロです。暖かさは使い捨てカイロをも上回ります。以下、詳しく説明します。
ハクキンカイロの使い方
ハクキンカイロはカイロ本体にベンジンを注入し、ライターかマッチで火口を軽くあぶって使います。火とベンジンという組み合わせから、ベンジンを燃やして暖を取るのか?と思われがちですが、ベンジンは燃やしません。先述のとおり、プラチナの触媒を通すことで化学反応を起こすことで熱を発生させるのです。なので安全性も高いです。
経済的メリットも
ハクキンカイロの本体は2630円(2014年11月18日現在)、補充用のベンジンは500mlで731円です。
ベンジンは使いたい時間によって自分で量を調節するのですが、12時間使いたい時は12.5cc、6時間なら6.3cc程度です。では実際にいくらかかるのか計算してみましょう。
年数 | ハクキンカイロ 1回あたりコスト |
使い捨てカイロ 1回あたりコスト |
---|---|---|
1年目 | 46.3円 | 35円 |
2年目 | 33.2円 | 35円 |
3年目 | 29円 | 35円 |
11月〜3月の5ヶ月間、平日は毎日使用すると仮定して算出した結果です。北海道や東北、北陸などを除けば使用期間はこれより半月〜1ヶ月程度短くなるでしょう。しかし、使用頻度が高ければこのように2年目、3年目で使い捨てカイロよりも「お得」になるのです。それでいて暖かさは使い捨てカイロ以上。これはもう買うしかありませんね!
デメリットも
ただし、デメリットもあります。最大のポイントはベンジンの注入作業の面倒さでしょうか。慣れれば1分もかかりませんし、作業中にタバコを吸わないなど最低限のことを守れば危険はほとんどありません。しかし、袋から出すだけで使える使い捨てカイロと比べると、どうしても面倒に感じるかもしれません。ライターやマッチで火口をあぶる作業も、少々面倒に感じるでしょうね。
ただ、先述のとおりハクキンカイロの暖かさ・経済性はとっても魅力だと思います。ハクキンカイロ本体の摩耗する部品も、交換できるので長く使えます。この機会にぜひ検討してみてください。